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LP(1枚の売り場ページ)制作

広告費を溶かす前に、
降りる場所を作る。

LPとは、ランディングページ。つまり着地するページのことです。
広告を押した人が、最初に降り立つ1枚の売り場をいいます。

まずは、見てください

LPを紹介する、
LPを作りました。

同じ中身を、ピアノ型と排他型の2つで書いています。左右を見比べてください。

まずこちらをご覧ください。

あとで説明しますが、ランディングページとは、ひとつの商品、1つのサービスのみを決め、コチラが望むアクション(購入や申込)をしてもらうためのページです。

そして、そのアクションへ促すための文章の型は、100年前から決まっていて、代表的な型だけでも16あります。その型をベースに、パーツを組み立てて作っていきます。

上の2つは、このページのランディングページ、つまり、僕のこのサービスを紹介する、要するにランディングページ紹介のランディングページです笑(ややこしくてすみません^^;)

この代表的な型である、ピアノ型と排他型で、この記事の説明をしたらどう変わるか?

もちろん、デザインも、世界観、統一感、認知負荷(読んで分かるまでにかかる頭の手間)をなくし、知覚価値(見た人が感じる値打ち)を高める重要な要素であると、わかるはずです。

デザインの役目

同じ文章でも、
デザインで読まれ方が変わります。

左は、上の見本LPと1字も変わらない同じ文章を、デザインなしで並べたものです。

デザインなし

文字が、ただ上から並んでいるだけ

デザインあり

読む前に、世界観と読む順番が伝わる

書いてあることは、1字も同じです。それでも、読んでみようと思えるのは、右のほうではないでしょうか? デザインには、4つの役目があります。

世界観色と写真で、「誰のための、どんなお店か」を一目で伝えます。
統一感色、文字、写真の調子をそろえると、「ちゃんとした会社だ」と感じてもらえます。
認知負荷を減らす文字の大きさと濃さで、読む順番を決めます。読む手間が減るほど、最後まで読まれます。認知負荷とは、読んで分かるまでにかかる頭の手間のことです。
知覚価値を上げる中身が同じでも、見た目で「この値段なら安い」と感じてもらえます。知覚価値とは、見た人が感じる値打ちのことです。
0.05秒

人がWebページを見て「好き・嫌い」の印象を決めるまでの時間です。文章を読む前に、見た目で決まっています。

出典:Lindgaard ほか「Attention web designers: You have 50 milliseconds to make a good first impression!」(2006年)

デザインは、飾りではありません。読んでもらうための入口です。
ただし、入口だけでは売れません。中身の話は、この先で。

こんな人に

こんな社長のための、
LP制作です。

1つでも当てはまるなら、LPから始めるのが近道です。

売りたいサービスや商品が、はっきりある
広告を打ってでも、知らせたいものがある
見に来る人はいるのに、成約されない
情報が多すぎて、何を売りたいのか伝わっていない
品数やサービスが増えて、どれが本当に売れているのかが分からない
広告費・手間 ザルのLP 来た人が、そのまま流れ出ていく

最初に

LPがダメなら、
広告費をいくら使っても
ダメです。

売上は、3つの数字のかけ算です。LPが受け持つのは、まん中の成約率(見た人のうち、申し込みまで進む人の割合)。専門の言葉では、転換率とも言います。

売上は「LPを見る人の数 × 成約率 × 1人がくり返し買う回数」で決まります。3つのうち、LPの出来で決まるのが、まん中の成約率です。数字を入れると、こうなります。

LPを見る人×成約率×くり返し買う回数
いま2,000人が見る×1,000人に1人0.1%×3回=6件
見に来る人を4倍にする8,000人が見る×1,000人に1人0.1%×3回=24件毎月の広告費と手間も、およそ4倍
LPを磨いて、成約率を4倍にする2,000人が見る×1,000人に4人0.4%×3回=24件同じ24件。広告費と手間は、いまのまま

見に来る人を集めるには、広告費か手間が毎月かかります。それを4倍に増やすのは、お金の面でも時間の面でも、現実的にはかなり厳しい話です。

一方で、LPを磨いて、1,000人に1人だった申し込みを、1,000人に4人にする。数字にすると、たった0.3ポイントです。それだけで、見に来る人を4倍にしたときと同じ売上になります。しかも、広告費と手間はいまのままです。見に来る人を4倍にするより、成約率を4倍にするほうが先です。

穴の開いたバケツに、水を入れていませんか?

成約率の低いLPは、穴の開いたバケツと同じです。広告費で、どれだけ水(見に来る人)を入れても、穴から流れ出ていきます。先に塞ぐのは、穴のほうです。

年商10億円になる会社と、年商3,000万円で終わる会社。
LPの反応率の違いは、0.3%だそうです。ダイレクト出版の小川忠洋さんが、動画の中で話していた言葉です

地域の中小企業で、DRMの考え方でLPを作っているところは、まだ少ないと思います。箱は立派でも、中の言葉はマスマーケティング(みんなに向けた言い方)のまま。だからこそ、差がつきます。

玄関に靴が散らかっている家には、誰も上がりません。LPは、それくらい大事な1枚です。

この2割が、利益の8割 LPにして磨く

何を売るか

LPで売るのは、
利益の8割を運ぶ2割です。

パレートの法則(結果の8割は、2割の原因から生まれる)。まず、その2割を見つけるところから始めます。

放っておくと、会社は散らかる

ホットコーヒーにミルクを垂らすと、かき混ぜなくても勝手に広がって、2度と白い玉には戻りません。部屋も、片付けなければ散らかっていきます。これがエントロピーの法則(ものは放っておくと、散らかる方向へ進み、自然には元に戻らない)です。会社の商品やサービスも同じで、お客さんのためにと改善を重ねるほど、品数やサービスは増えていきます。

ところが、本当に売れているものは何かを理解も分析もしないまま、売上の2割しか生んでいない8割のものに、時間とお金をかけてしまう。ここが落とし穴です。

皮肉なことに、職人気質な社長、売れている会社、売れているお店ほど、「エントロピーの法則」ははっきり表れます。お客さんの「あれもこれも」をかなえたいという気持ちや、純粋に知名度が上がることで、サービスや商品の型は、どんどん増えていきます。実際、どうでしょうか?

エントロピーの法則は物理の法則なので、意識して片付けない限り、この散らかりはどんどんひどくなっていきます。

2割を見つけて、LPにして、磨く

パレートの法則では、利益の8割は、2割の商品から生まれるとされています。クローゼットの服を思い出してください。毎日のように着ているのは、全体の2割ほどではありませんか? 残りの8割は、場所を取っているだけ。商品やサービスも、これと同じ形に偏ります。LPで売るのは、この利益の8割を運んでくれる2割です。

出典:Wikipedia「パレートの法則」

どれが2割なのかは、帳簿を眺めているだけでは分かりません。誰が、なぜ買っているのかを見るDRMの目が無いと、見つけられないからです。僕は、そこから一緒に探します。

利益100万円の会社の場合(たとえ話)

よく売れている2割の商品残りの8割の商品
商品の数
2割8割
かけている時間とお金
2割8割
生んでいる利益
80万円20万円
いまのまま
100万円
2割に集中して
LPで磨く
400万円

2割の商品は、2割の時間とお金で、80万円を生んでいます。時間とお金を全部そこへ寄せれば5倍。80万円 × 5 = 400万円です。単純な計算なので、実際には商品ごとに変わります。

8割の利益を運ぶ2割を決めて、それをLPにして、磨く。手を広げるより、絞るほうが利益は増えます。

こうなっていませんか?

当てはまるものが、
ありませんか?

広告にお金を出しているなら、一度確かめてください。

01

押されるけれど、売れない

押された回数は増える。請求も増える。それなのに、申し込みは増えない。ここは広告の腕ではなく、降りた先の1枚で決まっています。

02

広告から、トップページに送っている

会社のトップページには、いろんな人のための道が何本もあります。そこに降ろされた人は、まず迷います。迷った人は、決めずに帰ります。

03

1枚は作ったが、どこが悪いか分からない

見た目がきれいかどうかと、売れるかどうかは、別の話です。見る場所が違います。

原因

なぜ、そうなるのか?

買うかどうかは、
降り立った1枚の中で決まるからです。

広告にお金を払えば、人は来ます。来ること自体は、お金で買えます。買えないのは、来た人が「これにする」と決めることです。

そして、これは聞くと当たり前の話なのですが、お客さんには「買わない」という選択もできるということです。

「アナタではなく、ライバルから買う」だけではなく、「買わない」という選択肢もあるということを、忘れてはいけません。

つまり、「アナタ(会社)の商品(サービス)を買う」という「一択」にさせることも、LPの大事な役割です。

決まるのは、降り立った1枚のページの中です。ここで迷わせたら、その人はもう戻ってきません。払った広告費は、そのまま消えます。

LPと、ホームページの違い

ホームページは、いろんな人が、いろんな用事で来ます。だから道が何本もあります。LPは逆です。来る人が1種類で、やってほしいことが1つ。だから道は1本、出口も1つにします。

途中に他のページへのリンクを置きません。会社案内も、採用情報も、置きません。迷わせるものを、全部取る。これがLPの作り方です。

「デザインだけ」と「中身から作る」の違い

誰に、何を、いくらで、どう言うのか? ここが決まっていれば、箱を作れば足ります。決まっていない場合は、そこから一緒に決めます。値段が2つ(25万円と、50万円から)あるのは、この違いです。

正直に言うと、決まっていないまま箱だけ作っても、売れません。決まっているかどうかは、初回ミーティングで確かめます。決まっていなければ、そう言います。

広告費を足す前に、降りる場所を直す。順番を逆にすると、お金だけが出ていきます。

1つの商品 1つの説明 1つの行動

LPとは

LPは、会社の
玄関です。

1つの商品に、1つの説明。そして、してほしい行動も1つだけ。

ランディングページは、いわば玄関です。お客さんが最初に足を踏み入れる場所なので、適当に作ってはいけません。

文章だけで、申し込みまで決めてもらうこともできます。そのために、1枚のページに、1つの商品、1つの説明、1つの行動。これが、ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM:読んだ人に、その場で動いてもらうための売り方)では鉄板中の鉄板の形です。

「1枚だけなら簡単だろう」と思われるかもしれません。実際は逆です。ストーリーの組み立て、昔から売れている文章の型、人がどこで迷ってどこで決めるかというWeb心理学。1枚の中に、この技術が全部詰まった、とても高度なページです。

LPは、利益を運んでくれる1枚です。いわば社運、会社の命運を握る『24時間365日、全国を動き回ってくれる、優秀な営業マン』です。

玄関が散らかっている家に、上がりたい人はいません。最初の1枚で、上がってもらえるかが決まります。

見出し1行目2行目3行目 申し込み

箱ではなく、言葉

LPは、箱ではありません。
メッセージが、すべてです。

1行目の役目は、2行目を読ませること。その先も、ずっと同じです。

見た目のきれいな「箱」だけを作って、中の言葉を後回しにする。これが、なんちゃってLPです。箱がどれだけ立派でも、読まれなければ、何も起きません。

The sole purpose of the first sentence in an advertisement is to get you to read the second sentence of copy.広告の最初の一文の役目は、ただ1つ。
2行目を読ませることだ。ジョセフ・シュガーマン(アメリカの通信販売で、文章だけで大きく売った人。『The Adweek Copywriting Handbook』より)

シュガーマンは、これをすべり台にたとえました。見出しは、1行目を読ませるため。1行目は、2行目を読ませるため。いちど乗ったら、下まで止まらずにすべり落ちていく。これが非常に大事で、LPとはそういうものです。

ネットの文章は、読まれない前提で書く

広告の世界では昔から、読み手には3つの壁があると言われます(アメリカの広告人マックスウェル・サックハイムの言葉として紹介されることが多い考え方です。原典は確かめられていません)。

読まない見出しと1行目で、読む理由を先に渡します。
信じない数字と出典で、うそではないことを見せます。
動かないボタンを1つにして、次にすることを1つに絞ります。

あなたの商品、あなたのサービス、あなたが伝えたいことを、最後まで読んでもらって、行動してもらう。その仕組みをしっかり作るのが、LPです。

だから僕は、箱から作りません。DRMにもとづいて、昔から売れているストーリーの運び方を意識しながら、コンセプト(誰に、何を、どう言うか)を決めるところから書いていきます。

1926ピアノ型 19752人の対比型 1997排他型 いま組み合わせて使う 100 年、変わらない

売れる型

売れる文章の型は、
100年前から変わりません。

そして型は、1つだけで使うより、組み合わせたときに強くなります。

見た目の流行りは、数年で変わります。でも、人が「読みたい」「欲しい」と思う順番は、ほとんど変わりません。100年前に売れた文章の型が、いまのLPでもそのまま使えます。

代表的なものを3つ、下に並べます。どれも、いまも手本にされている型です。

型は、重ねて使う

実際のLPでは、型を1つだけで終わらせません。見返す物語で目を止めて、2人の対比で違いを見せ、排他で「これは、あなたのためのページです」と言い切る。いくつかを重ねて、1本の流れを作ります。

1926ピアノ型(見返す物語)ピアノの前に座ると、みんなが笑った。でも、弾きはじめると…

ジョン・ケープルズが、アメリカの音楽の通信講座のために書いた広告です。笑われた人が、見返すまでの話で読ませます。

出典:Wikipedia「John Caples」
19752人の対比型同じ大学を出た、2人の若者がいました。

ウォール・ストリート・ジャーナルが、1975年から28年間使い続けた購読案内の手紙です。25年後の2人の差を見せて、違いの理由を読ませます。

出典:Wikipedia「Martin Conroy」
1997排他型(分かる人にだけ)クレイジーな人たちに、乾杯。

アップルの広告「Think Different」です。みんなに向けず、分かる人にだけ言い切ります。アメリカン・エキスプレスの「会員であることには、特権がある」も同じ型です。

出典:Wikipedia「Think different」

型の組み合わせを変えた、僕の見本LPです。同じ「求人票の書き直し」でも、組み合わせで一番上の一行から変わります。横に並べて、見比べてください。

見本のLPは、イメージをお伝えするために作ったものです。作り込みは6割ほどで止めていて、スマホで見たときの細かい直しが終わっていないところがあります。出てくる会社も人も、架空です。

社長の話 ホチキス留めの紙 原稿は1字も同じ 筑豊の町工場から 選ばれる会社の 本当の話 失敗の数だけ、売り方が見つかった。 読んだら、頼みたくなる。 布張りに箔押し、帯つきの本

見た目の役目

中身が同じでも、
見た目で値段が変わります。

本質的価値(中身そのものの値打ち)と、知覚価値(見た人が感じる値打ち)は、別のものです。

同じ原稿を、コピー用紙にホチキスで留めた本と、布張りの表紙に金の箔押しをして、帯を巻いた本。書いてあることは1字も同じです。それでも、手に取ってもらえるのは右の本で、高い値段を付けられるのも右の本です。

LPも同じです。いまの読み手は、毎日たくさんのきれいなページを見ていて、目が肥えています。文字を並べただけの古いつくりのLPは、どれだけ中身が良くても、読む前に閉じられます。本質的価値があっても、知覚価値がなければ、見向きもされません。

最後のボタンまで、たどり着いてもらう

文字だけの、ひと昔前のテキスト中心のLPは、読む側がもう見飽きています。知りたいという気持ち(知的好奇心)が、途中で切れてしまいます。

だから、アニメーション、イラスト、色使いにしっかりメリハリを付けて、とにかく最後の申し込みボタン(CTA:行動をうながす場所)までたどり着いてもらう。これが、LPの本質です。

知られていなければ、無いのと同じ

もう1つ、認知される価値の話があります。どれだけ良い商品でも、伝わっていなければ、お客さんの中では存在しないのと同じです。大事なのは、質そのものより「質が伝わっていること」なんです。だから、中身を磨くのと同じだけ、見せ方も磨きます。

中身が先。見た目は、中身を届けるためにある。どちらか片方だけでは、売れません。

1 2 3 4

読まれるために

読む手間を、
先に減らしておきます。

認知負荷(読むときに頭にかかる重さ)が高いページは、中身を見る前に閉じられます。

28%

ふつうのWebページで、1回の訪問で読まれる言葉は、多くて28%。実際には20%ほどと考えたほうがいい、という調査があります。

出典:ニールセン・ノーマン・グループ「How Little Do Users Read?」(2008年)

人は、Webの文章をほとんど読んでいません。流し見して、気になったところだけ拾います。スマホで、何かをしながらの「ながら見」なら、なおさらです。だから、まずは読んでもらえる形にするのが先です。

ネクストワンどっとコムでは、アニメーション(動き)を多めに使います。飾りのためではありません。スマホでも、ながら見でも、どこを見ればいいかが分かるようにするためです。

1つのセクションに、この4つを入れる

  • いちばん伝えたいメッセージ(大きな一言や、キャッチコピー)
  • そのメッセージを助ける、サブメッセージ
  • メッセージを、目で見て分かる形にする画像
  • くわしい中身の本文(必要なら、グラフや数字)

この4つに、ヒエラルキー(情報の優先順位の階段)を付けて並べます。いちばん大きく、濃くするのは、メインヘッダー(大きな一言)とキービジュアル(主役の画像)です。次がサブメッセージ。本文は、いちばん下の段です。

メインヘッダーとキービジュアルを見る全員が見ます。ここで「気になるか」が決まります。
サブメッセージを読む気になった人が、次に読みます。
本文を読むこのセクションに興味を持った人だけが、ここまで来ます。アナタはいまここ

本文の長さは、あまり関係がありません

本文を読むのは、メインヘッダーとキービジュアルを見て、サブメッセージを読んで、「このセクションが気になる」と思った人です。

興味のない人は、本文が短くても長くても、そもそもこのセクションを読みません。飛ばして、先へ進みます。あとになってキービジュアルやメインヘッダーを見返して、「やっぱり、ここは読んでおかなければ」と思えば、また戻ってきます。

つまり、「本文の文章が長い」というのは、あまり関係がありません。説明が必要なら、長くするのは当然です。

現に、アナタが今この文章を読んでいるということは、ヒエラルキーのいちばん下の段だけど、このセクションが気になっているということです。

メインヘッダーとキービジュアルに興味のない人は、本文が短いか長いかに関係なく、そもそもこのセクションに興味がないか、飛ばして読んでいます。ヒエラルキーの大事さは、そこにあります。

ヒエラルキーを作っておけば、本文の長さは、それほど気にしなくていい。力を入れるのは、メインヘッダーとキービジュアルで目を止めることです。このページも、同じ作り方をしています。

DRMの根幹

「より良い」より、
「違う」が選ばれる。

DRMのいちばん根っこにある、この1行を、しっかり説明します。

DRMの根幹にある考え方

DIFFERENT IS BETTER THAN BETTER.

「違うこと」は、「(ライバルより)より良い」よりもベターなのだ。

サリー・ホッグズヘッド

BETTER、BETTER、BETTER… どこまでも比べられる DIFFERENT 比べようがない

これはDRMの根幹の考えとして広まっている概念です。

DRMを知らない場合

DRMを知らないと「(ライバルより)より良い」、つまり改善や機能の追加ばかりに気を取られます。

売れていればなおさらです。

「より良く」を続けると、たいてい、こんな順番で進みます。

  1. 機能を足す。品質を上げる。品数やサービスを増やす。
  2. ライバルも同じところを見ているので、同じように足してくる。
  3. お客さんから見ると、どこも同じに見えてくる。
  4. 最後は「どこが1番安いか?」の勝負になる。これをコモディティ化(どこで買っても同じと思われ、値段でしか選ばれなくなること)と言います。

「より良い」の行く先は、「他社より1円でも安いか?」の価格競争です。
改善は、終わりの始まりなのです。

試しに、Amazonで「USBメモリ」「4Kモニター」「ケーブル」のようなものを探してみてください。どれを見て選びますか? 機能ですか? たいていの人は、まず「1番安いやつ」を、優先順位の1番目に持ってくるのではないでしょうか?

でも、その「USBケーブル」の中に、「ピンクで、スタッズ付きの、トゲトゲしたもの」があったら、つい目がいきますよね(笑)(売れるか売れないかは置いておいて、あくまでたとえです。)

「より良く」の競争は、ゴールの無い追いかけっこです。どれだけベターにしても、同じ土俵にいる限り、すぐに追いつかれて、比べられます。

人の目は、「昨日と違う何か」を探している

人には、闘うか逃げるかを一瞬で決める本能があると言われます。1915年に、アメリカの生理学者ウォルター・キャノンが「闘争か逃走か(ファイト・オア・フライト)」と名前を付けました。

サバンナで生き残るには、いつもと同じ景色より、「昨日と違う何か」に先に気づく必要がありました。草の揺れ方が違う。音が違う。においが違う。そこに気づけた人が、生き残ってきました。

だから人の目は、いまでも「同じもの」を素通りして、「違うもの」にだけ止まります。ベターを重ねた「少し良いもの」は、同じ景色に見えて素通りされます。目が止まるのは、違うものだけです。

出典:Wikipedia「Fight-or-flight response」

サリー・ホッグズヘッドの説明

サリー・ホッグズヘッド本人は、次のように説明しています。(以下は僕がサリー・ホッグズヘッドの言葉より構成したモノです。)

  1. It's not enough to be good. Or better. Or even the best.

    1行目良いだけでは足りない。「(ライバルより)より良い」でも、「(ライバルの中で)最高」でも足りない。

  2. It's good to be better, but it's better to be different.

    2行目「(ライバルより)より良い」ことは良い。だが、「(ライバルと)違う」ことの方がもっと良い。

  3. DIFFERENT IS BETTER THAN BETTER.

    3行目(つまり)「違うこと」は、「(ライバルより)より良い」よりもベターなのだ。

  4. "Better" is not better. It's worse.

    4行目「(ライバルより)より良い」は、ベターではない。むしろ、悪い。

*サリー・ホッグズヘッドは、原文で"Better" にカッコを付けて「より良くなろうとする競争」を名詞っぽく扱っています。ですので、あえて「より優れている」ことを「ベター」にしています。

DRMを知っている場合

DRMでは、戦う土俵そのものを変えます。会社の中にすでにある「違い」を見つけて、言葉にして、見せる。違うものは、比べようがありません。

「もっと良く」を足す前に、「何が違うのか?」を探す。ベターの競争から降りることが、値下げをしないで選ばれる、いちばんの近道です。

たとえるなら、井上尚弥に勝つには

井上尚弥(ボクシングで4つの階級の世界王者になった選手)に勝つためには、「ボクシングの練習」を、井上尚弥より「より」してもダメということ。

柔道、キックボクシングで勝負する。つまり、戦う土俵を変えること。

比較をされない所を選ぶということが、大事なのです。

出典:Wikipedia「井上尚弥」

整えすぎない

目を止める

人の目は、
「違うもの」に止まります。

だから、デザインと動きで、違いを作ります。

ひとつ前の区画のとおり、人の目は「昨日と違う何か」にだけ止まります。LPの役目の1つは、この本能を使って、目を止めることです。

左右対称を、あえて崩すこともある

デザイナーやWeb屋さんは、左右をきれいにそろえたがります。整った見た目は安心感を生みます。ただ、「売る」ところに絞って考えると、左右対称は目が止まらず、そのまま流されやすいことがあります。

デザインのセオリー、色のセオリーはあります。もちろん、守・破・離(型を守り、破り、離れる)でそれを守っていくフェーズ(局面)は当然あります。しかし、あえてそれを崩すこと。つまり、「あえて」違和感を感じさせるということも大事なのです。

だから、見出しの位置をずらしたり、写真をはみ出させたり、アシンメトリー(左右非対称)にしたりすることもあります。ただし、それは型に貼りつける飾りではありません。

自然な不自然さ、不自然な自然さ

映画俳優で武術家の、ブルース・リーの言葉です。

私の演技の究極形は、水になることだ。水には、カタチがない。演技も同じで、形をさまざまに変化させる。つまり、自然な不自然さ、不自然な自然さこそ、究極の演技だ。ブルース・リー(1971年、カナダのテレビ番組のインタビューで語った「水になれ」の話と、「自然な不自然さ、不自然な自然さ」という言葉から、僕が構成したものです)

これは、陰陽(いんよう)思想の哲学と同じです。白と黒、光と影のように、反対のものが1つの円の中で入り組んで、支え合っている。ブルース・リーは、自分の武術の印にも、この陰陽の図を使っていました。

セオリーどおりの「自然」の中に、ほんの少しの「不自然」を混ぜる。整っているのに、どこか引っかかる。その違和感が、目を止めます。

出典:Wikipedia「Bruce Lee」/Wikipedia「Jeet Kune Do」

そして、『狙って不自然さ』を作ってはダメです。狙って作ってるわけですが笑、つまり、それを『自然に』する、っていうことが『腕の見せ所』だったりします。まさに『自然な不自然さ』なんです。

無精ヒゲは『無精ヒゲっぽく整えてる』からこそ色気を演出します。本当に無精で『風呂も入らず、ヒゲ剃るのめんどくさいから手入れせずに伸ばしっぱなし、食べ物のカスはヒゲについてる』ではないということです笑。

では、どこを、どれだけ崩すのか? そのさじ加減は、あとの「磨いて育てる」で話します。

何より、一行目からしっかり伝えます。止まった目を、次の一行へ運ぶためです。

「少し良い」より「違う」を選びます。目が止まらなければ、どんな中身も読まれません。

出す 反応を見る 直す 磨く

作ったあと

LPは、磨いて
育てていくものです。

一発目から当てる、ではありません。反応を見ながら、直していきます。

売れる文章の型はあります。セオリーもあります。それでも、業界や商品が変われば、読み手の反応も変わります。型を知っていることと、その型をその会社に合わせて使いこなすことは、別の話です。型はあるけれど、とても柔軟さが要る、高度な技術です。

だからLPは、出して終わりではありません。出す。どこで読むのをやめたか、どこで押されたかを見る。直す。これをくり返して、少しずつ磨き上げていきます。

守って、破って、離れる

武道や茶道には、守破離(しゅはり)という言葉があります。まず型を守る。次に型を破る。最後に型から離れる。LPも、この順番です。

守るのは、「1セクション、1画像、1メッセージ。補助にグラフ」と「情報のヒエラルキー」です。この基本は外しません。

そのうえで、「ここはセオリーどおりではないほうがいい」という所を、1つずつ見つけていきます。前の区画で話した、「自然な不自然さ」を入れる場所です。

ただし、狙って不自然さを演出したり、狙ってアシンメトリーにしたりするわけではありません。

言葉にしきれない、職人の指先

僕は2008年から、ブログ記事を書いてきました。アフィリエイターとして、ずっと「売れるための記事」を意識して書いてきました。自分のサイトで物を売り、自分でLPを作り、お客さんとしても、いろんなLPを読んで実際に買ってきました。

その中で、身についた感覚があります。読んでいて「ここ、何か引っかかる」と感じる違和感。逆に、パシッとハマったときの手ごたえ。言葉にしきれない、職人の指先のような感覚です。

もちろん、それは好みや主観ではありません。「売れたか、売れなかったか?」の数字とすり合わせて、直して、また出す。その試行回数の賜物です。

料理のレシピに「塩、コショウ少々」「最後に味を整える」と書いてあるのと同じです。「少々」が何グラムかは、レシピには書けません。決めるのは、作ってきた人の舌です。言葉にしきれない、最後のひと手間。そこまで作り込みます。

作って終わりの1枚ではなく、育てていく1枚。それが、ネクストワンどっとコムのLPです。

やること

やることを、
全部書き出します。

やることは、この6つです。

1
誰に向けた1枚かを決める何をしている人で、何に困っていて、今どこまで知っているのか? ここを外すと、あとは全部外れます。
2
出口を、1つに決める申し込みなのか、資料請求なのか、電話なのか? 2つ置くと、どちらも減ります。1つに絞るのが、いちばん効きます。
3
読む順番を設計する上から下へ、迷わず読み進む順に並べます。気になることは、気になったその場所で消します。あとのほうに書いても、もう読まれません。
4
反論を、先に消す「高い」「本当なのか」「自分にもできるのか」など、読み手が止まる場所は、だいたい決まっています。止まる前に書いておきます。
5
スマホ1列で組む横に並べません。読むのは片手で、歩きながら、電車の中です。
6
数字を見て、直すどこまで読まれて、どこで帰ったかを見ます。1枚だからこそ、直した結果がはっきり出ます。

実物

ホームページは、棚。
LPは、その中の1つを売る売り場です。

ホームページには、商品やサービスが全部並んでいます。
その中から1つだけを取り出して紹介するのが、LPです。

ホームページ(全部が並ぶ棚)の見本

同じ作り方で、1つのサービスをLPにすると

LP制作の2本は、このページの一番上で見ていただきました。
求人とホームページ制作も、同じように型を組み合わせて書いています。

求人|同じ「求人票の書き直し」を、5つの型で

商品は、5本とも同じ「求人票の書き直し」です。型だけを変えました。一番上の一行から、読み終わったあとの気持ちまで変わります。「うちの会社なら、どれが合うか?」と考えながら見てください。

ホームページ制作|3つの型を1本に

ホームページ制作のLPは、「ホームページは、箱じゃない。中身だ。」と言い切る排他に、箱だけ売る業者を相手にした共通の敵と、職人の物語を組み合わせています。型は、1つだけで使うより、組み合わせたときに強くなります。

見本は、イメージをお伝えするために作ったものです。作り込みは6割ほどで止めていて、スマホで見たときの細かい直しが終わっていないところがあります。出てくる会社も人も、架空です。

いろんなLPから、 好きな箱を1つ オリジナルの 見本に磨く

箱の選び方

「こんなLPにしたい」があれば、
先に教えてください。

面談(初回ミーティング)の前に、見本を作っておきます。

LPの箱(見た目の型)は、いまは、いろんなLPを集めて見せてくれるサイトがたくさんあります。たとえば、この2つです。

面談のときに、「こんなLPで作りたい」という箱があれば、あらかじめ教えてください。面談の前に、見本(サンプル)を作っておきます。

コーポレートカラーなどがあれば、そこで磨いていきますので、元にしたLPのテンプレートの原型は、ほぼ残らないと思ってください。完全にオリジナルのLPが出来上がるというイメージです。

僕も社長も、ゼロの状態だと発想も出ません。あらかじめ教えていただいたほうが、こちらも助かりますし、社長も「ここから磨いていける」と思えるはずです。

金額

いくらかかるのか?

50万円から(税込み)

DRMにもとづいて、誰に何を言うかを決めるところから、原稿まで作る金額です。
デザインだけなら、25万円(税込み)。

  • 中身から作る 50万円から(税込み)。競合を読み、誰に何を言うかを決め、原稿も僕が書く場合です
  • デザインだけ 25万円(税込み)。原稿と写真をお預かりして、読まれる形に組む場合です。ただ、箱がいくら良くても、DRMのセオリーが外れていると「仏作って魂入れず」になります
  • 広告の出稿そのものは、この金額に含みません。Google広告などの運用代行は、受けていません
  • 公開したあとの手直しは、大きく作り替える場合をのぞいて、その都度ご相談ください
○
補助金を使う場合

補助金を使って、LPを作る場合

LP制作も、持続化補助金の「ウェブサイト関連費」に入ります。ホームページと同じ30万円(税込)の枠を分け合う形です。ほかの取り組みと一緒に申請します。

  • 前金は、交付決定のあと
  • 最初は全額を立て替え
  • 振込もカード分割も可
  • 細かくは打ち合わせで
  • 書類は日付入りでお渡し

50万円を、どこに使うか

お弁当で言えば、LPのデザインは重箱で、言葉と仕組みは中身です。同じ50万円でも、置き場所で出来上がりがまるで変わります。

たとえば、見た目にお金をかけるLP合計 50万円の場合

重箱(デザイン)45万円中身

きれいな箱はできますが、誰に何を言うかは後回しになります。

ネクストワンどっとコムの場合合計 50万円の場合

重箱 15万円中身(調べる・言葉・型)35万円

箱に手間をかけすぎず、浮いたお金を、売れる言葉と仕組みに回します。

重箱(見た目・デザイン)中身(売れる言葉と仕組み)

デザインだけ(25万円)も、お受けします。ただ、箱だけなら、いまはAIでも作れます。箱がいくら良くても、DRMのセオリーが外れていれば「仏作って魂入れず」です。お金を払う価値があるのは、中身のほうです。

※ 割合は目安です。LPごとに変わりますし、納得していただいたうえでの請求になります。

補助金で作るときの、お金の順番を読む

なぜこの2段階にしているのか? ほかのサービスとの組み合わせも、料金のページにまとめました。

質問と答え

頼む前に、気になりそうなこと

広告の運用も、お願いできますか?

出稿の代行は受けていません。作るのは売り場までです。ただ、どの言葉で出すべきか、1件あたりいくらまでなら合うのかは、初回ミーティングでお話しします。

原稿は、こちらで用意したほうが安いですか?

安くはなります。ただ、読む人に向けて書かれていない原稿は、そのままでは使えないこともあります。まず今あるものを見せてください。使えるところは、そのまま使います。

次にすること

次にすることは、
1つだけです。

少しでも「うちのことだ」と思われたなら、次は料金のページです。
全部のサービスの金額と、その決め方が1ページにまとまっています。

1 このページ(LP制作)何をして、いくらかかるのかを知る

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2 料金と、その決め方8つのサービスの金額と、その決め方が1ページに書いてあります

▼

3 初回ミーティング 9,800円(税込み)詰まっている場所と、勝つために要る武器を、その場でお渡しします

入口は広く、出口は1つ。じょうろ(ファネル)と呼ばれる形です。
このサイト自体を、その見本として作っています。

料金と、相談を有料にした理由のページへ進みます。

質問だけなら、無料です。初回ミーティングについてのご質問や、ある程度方向性が決まっている方も、お気軽にお問い合わせください

会社そのものを作り直す場合は、ホームページ制作のページへ。