お仕事お疲れ様です!いつもお読みいただきましてありがとうございます。嘉麻市のホームページ制作会社『ネクストワンどっとコム』の原です。
今日は、補助金を使ってホームページを作るときの、お金の流れの話をします。
持続化補助金でホームページの費用が出ることは、だいぶ知られてきました。でも、いつ、誰が、誰に、いくら払うのかという順番は、あまり書かれていません。ここを知らないまま進めると、補助金がもらえなくなったり、頼んだ会社との支払いでもめたりします。
ネクストワンどっとコムのサービスのうち、どれに補助金が使えて、どれに使えないのかも、途中に一枚でまとめました。急ぐ方は一枚の早見表から見てください。
補助金は、ホームページを作った会社ではなく、社長の会社に、あとから入るお金です。
前金も払えます。ただし「交付決定」の知らせが届いたあとに。払い方は、銀行振込でもクレジットカードでも大丈夫です。
補助金でホームページは作れる。ただし、ホームページだけでは申請できない
ホームページの費用に使えるのは、国の小規模事業者持続化補助金です。従業員の少ない会社や一人親方が、お客さんを増やす取り組みをするときに、その費用の一部を国が出してくれる制度です。
中小企業庁が2026年5月27日に公開した第20回の公募要領では、補助率は使った額の3分の2、補助の上限は50万円です。インボイス特例や賃金引上げ特例を付けると、上限は最大250万円まで上がります。
ホームページの費用は「ウェブサイト関連費」という枠に入ります。第20回から、ここで出る補助は30万円(税込)までになりました。そして、この枠だけでの申請はできません。チラシ、看板、展示会、機械。お客さんを増やすほかの取り組みと組み合わせて、ひとつの計画として出します。
もう1つ、50万円(税込)を超える買い物をするときは、2社以上から見積もりを取る決まりがあります。第19回の100万円から、半分に下がりました。
第20回の受付は2026年11月5日から12月15日の17時までです。ただ、商工会・商工会議所が出す書類(事業支援計画書)の受付は12月4日で閉まります。動き出す日の逆算と窓口は、ブログの補助金の記事に書きました。
お金は、どの順番で動くのか?
申請から補助金が入るまでを、順番に並べるとこうなります。
- 1 申請する 商工会・商工会議所に計画を見てもらい、書類をそろえて出す
- 2 採択される 計画が通ったという知らせが来る
- 3 交付決定が届く ここから発注してよい、という知らせ
- 4 発注して、払う 社長の会社から、制作する会社へ
- 5 納品・公開 ホームページができあがる
- 6 実績報告を出す 支払いの証拠と、できあがったものの画面をそろえる
- 7 検査のあと、補助金が入る 事務局から、社長の会社の口座へ
大事なのは、4番と7番の間です。社長は、補助金が入る前に、全額を自分で払います。
たとえば、ホームページ45万円とチラシ15万円の、合わせて60万円の計画だとします。補助は3分の2で40万円。そのうちホームページの分は30万円で、ちょうど上限です。それでも、最初に払うのは60万円まるごとです。40万円が戻ってくるのは、報告と検査が済んだあとになります。
※ 消費税の扱いは、申請する会社によって変わります。ここでは話を分かりやすくするために、税込みの数字だけで計算しています。
つまり、補助金を使うときに先に確かめるのは、もらえる額より、いったん全額を払えるかどうかです。60万円を払ってから40万円が戻るまでの数か月、会社のお金が足りるのかを先に見ておきます。ここが足りないと、採択されたのに着手できない、ということが起きます。
交付決定の前に、発注・契約・支払いをしないでください。
交付決定より前に払った分は、全額が補助の対象外になります。話を聞くこと、見積もりをもらうことは、その前でも大丈夫です。
前金は払えるのか? 頼まれる側から見た、支払いの決まり
ここは、頼まれる側のネクストワンどっとコムとしても、はっきりさせておきたいところです。
補助金は、制作する会社には入りません。だから、いつ払ってもらうかは、社長と制作する会社の約束で決まります。前金も払えます。ただし、次の決まりの中で、です。
- 交付決定のあとに払う その前の支払いは、補助の対象外
- 銀行振込かカードで払う 1回の取引で10万円を超える現金払いは、補助の対象外
- カードの分割なら、引き落としまで 補助の期間の中で、全部の回が口座から落ちていること
- 期間の中で払い終える 期間を過ぎた支払いは、補助の対象外
- 書類の日付をそろえる 見積書・発注書・納品書・請求書と振込の控え

ネクストワンどっとコムでは、お支払いは銀行振込でも、クレジットカード(分割決済)でも大丈夫です。たとえば、交付決定のあとに着手金として半分、公開したときに残りの半分、という分け方です。
どの払い方で、いつ、いくらずつにするかは、打ち合わせの際に細かく決めます。補助金を使う場合は、どれも補助の期間の中に収まるように、日付を先に決めておきます。カードの分割にするときは、期間の中で引き落としが全部終わる回数にします。
「補助金が入ってから払う」という約束です。
補助金が入るのは、実績報告と検査のあとです。支払いが期間の中で終わっていないと、そもそも補助の対象になりません。頼む側にとっても、頼まれる側にとっても、いちばん危ない約束です。
社長との会話で見る、補助金とホームページ
たとえば、飯塚で工務店をしている社長から、補助金でホームページを作りたいという連絡が来たとします。聞かれそうなことを、会話の形にしてみました。
補助金でホームページが作れるって聞いたんやけど、ほんと?
作れます。ただ、ホームページだけの申請はできないんです。チラシや看板のように、お客さんを増やすほかの取り組みと一緒に出します。
いくら出ると?
補助は、使った額の3分の2です。そのうちホームページの分として出るのは、補助の額で30万円までです。
じゃあ、その分はあとでタダになるってことやね。
戻ってくるのは、あとからです。最初は社長が全額を払います。補助金が入るのは、作り終わって報告を出して、検査が済んだあとです。
え、先に全額? 補助金が入ってから払うのはダメなん?
そこがいちばん危ないところです。支払いは、決められた期間の中で終わらせないといけません。入ってから払う形にすると、補助の対象から外れてしまいます。
なら、すぐ頼んで前金を払っとこうかね。
ありがたいんですが、少し待ってください。発注もお支払いも、交付決定という知らせが届いてからです。その前に払った分は、補助が出ません。
知らせが来るまで、何もできんと?
話を聞くことと、見積もりを出すことはできます。誰に向けたページにするのかを、この間に一緒に決めておけば、知らせが来た日から作り始められます。
支払いはどうすると?
銀行振込でも、クレジットカード(分割決済)でも大丈夫です。たとえば、交付決定のあとに着手金として半分、公開したときに残りの半分、という分け方です。細かいところは、打ち合わせの際に一緒に決めます。
カードの分割でもいいと?
大丈夫です。ただ、補助金を使う場合は、補助の期間の中で引き落としが全部終わる回数にしてください。日付の入った見積書、請求書、納品書もそろえてお渡しします。報告のときに、そのまま使えます。
最初の打ち合わせの9,800円も、補助金で出ると?
交付決定の前にお会いする初回ミーティングは、補助の対象外です。ただ、そのまま頼んでいただいた場合は、最初のサービスの見積もりから3万円を引きます。
なら、9,800円は結局そこで返ってくるってことやね。
そういうことです。3万円を引いた金額で見積もりをお出しするので、補助の計算も、引いたあとの金額でします。
※ たとえ話の会話です。実在の社長や会社ではありません。数字は第20回の公募要領の内容です。
会話の中でいちばん大事なのは、交付決定を待つあいだの使い方です。何もできない時間ではありません。誰に向けて書くのか、何を真ん中に置くのかを、ここで決めておけます。
ネクストワンどっとコムのサービスで、補助金が使えるところ
ネクストワンどっとコムのサービスと、持続化補助金の関係を、一枚にまとめました。
使えるところ
注意点は、この6つ
- 交付決定の前に、発注・契約・支払いをしない
- ホームページだけでは申請できない
- ホームページの補助は30万円(税込)まで
- 最初は社長が全額を払う。補助金は検査のあと
- 支払いは期間内に、振込かカードで
- 見積書・請求書・納品書の日付は交付決定のあと
求人サイトは、人を採るための費用なので、この補助金では出ません。求人の話は求人・採用の仕組みづくりに分けて書いています。
交付決定を待つ数か月に、やっておくこと
申請してから交付決定が届くまでには、数か月かかります。この間は、お金を払うことはできません。でも、ホームページの中身を決める作業は、この時間にいちばん向いています。お金が動かないぶん、落ち着いて考えられるからです。
- 誰に向けたページにするかを決める いちばん来てほしいお客さんを、1人に絞って書き出す
- 社長の話を掘り出す なぜこの仕事を始めたのか、どこで失敗して、何を変えたのかを書き出す
- 写真を撮りためる 仕事の手元、道具、現場、事務所の窓からの景色
- ドメインとサーバーの名義を決める あとで困らないように、社長の会社の名義で取る
- 今のホームページの数字を控える 月に何人来ているのかを、作り直す前に測っておく
この5つが決まっていれば、交付決定の知らせが来た日から、すぐに作り始められます。補助の期間には終わりがあります。知らせが来てから考え始めると、期間の中で作り終えるのが苦しくなります。
ネクストワンどっとコムでは、この待つあいだに、僕のドメインで見本のサイトを作ってお見せできます。打ち合わせで壁打ちしたサービスなども入れた形です。実物との違いは、社長のドメインに移すだけ。色や文章なども、見ながら変えられます。
見本は、打ち合わせの材料としてお見せするものです。正式な発注・契約と、そのあとの制作・お支払いは、交付決定のあとにします。
交付決定の前に作り始めたものは、補助の対象から外れることがあります。見本をどこまで作るかは、申請の前に商工会・商工会議所に確かめたうえで決めます。
報告のときに要る書類は、作りながら集める
補助金でいちばん止まりやすいのは、申請よりも、終わったあとの実績報告です。ホームページが公開されて、支払いも済んで、ほっとしたところで、書類がそろわないことに気づきます。
- 見積書 交付決定のあとの日付で、中身と金額が分かるもの
- 発注書か契約書 社長の会社から、制作する会社へ頼んだことが分かるもの
- 納品書 何を、いつ受け取ったのかが分かるもの
- 請求書と振込の控え いくらを、いつ、どの口座へ払ったのかが分かるもの
- できあがったページの画面 公開したページを、画面ごと残したもの
ネクストワンどっとコムでは、この書類を、作る流れの中で順番にお渡しします。社長は、届いたものを1つのファイルにまとめておくだけです。
頼む会社を選ぶときに、確かめる3つ
持続化補助金の場合、ホームページを作る会社のほうに、登録や資格は要りません。法人でも個人事業主でも頼めます。そのかわり、次の3つは頼む前に確かめてください。
- 書類を日付入りで出せるか 見積書・納品書・請求書が、報告のときの証拠になる
- 支払いを交付決定のあとにしてくれるか 先に払ってほしいと言われたら、そこで止まる
- 身内の会社ではないか 社長の家族や、関係の深い会社への発注は、補助の対象として認められにくい
見積もりが50万円(税込)を超えるときは、2社以上の見積もりが要ります。ネクストワンどっとコムの見積もりは、何にいくらかかるのかを項目ごとに分けてお出しします。ほかの会社の見積もりと並べたときに、どこが違うのかが社長の目で分かるようにするためです。
もう1つ。IT導入補助金(2026年から「デジタル化・AI導入補助金」に名前が変わりました)は、これとは別の制度です。こちらは、事務局に登録した会社しか窓口になれません。この記事の話は、持続化補助金のほうです。
ホームページは、ほかの取り組みと組み合わせて申請する。単独ではできない。
補助率は3分の2。ホームページの補助は30万円(税込)まで。
最初は社長が全額を払う。補助金が入るのは、報告と検査のあと。
発注・契約・支払いは、交付決定のあと。その前に払った分は出ない。
支払いは期間の中で終える。銀行振込かカードで、現金は使わない。
前金は払える。分け方と払い方は、打ち合わせの際に細かく決める。
ホームページ制作とLP制作は○、SEOとMEOは計画しだい、求人サイトと初回ミーティングは対象外。ただし初回ミーティングの9,800円は、頼めば見積もりから3万円を引くので取り戻せる。
補助金で安く作れても、誰に向けたページなのかが決まっていなければ、読まれないページが安くできるだけです。
僕は、ストーリーの濃さを社長と話し合って決めます。カルピスや焼酎の水割りのようなもので、どこまで薄めるかは会社によって違います。ただ、たった一人に向けて書く、というDRMの要素がそもそも入っていなければ、それは薄いのではなく、ただの水です。補助金で浮いたお金は、この中身のほうに回してください。
何を作るのかはDRM式ストーリー型ホームページに、いくらかかるのかは料金と、その決め方に、先に全部書いてあります。
補助金の条件、金額、日程は、公募の回ごとに見直されます。この記事は、2026年9月の時点で公開されている第20回の内容をもとにしています。申請の前に、必ず中小企業庁の公募要領と、地元の商工会・商工会議所の案内で確かめてください。
お読みいただきまして、ありがとうございました。健康第一、笑顔で頑張っていきましょう。
それではお仕事行ってらっしゃい!


